しゅんせつの 株式会社 トモコーポレーション

最新情報

2024.07.01
小型密封式土運船TM-62(60㎥積)が完成し、これにて同種船はTM-50,70.61に続き4隻になりました。また、明石の造船所にて新造中だった浚渫船(仮称:友輝号)の船体部分がほぼ完成し、まもなく淡路島に移して仕上げにかかります。その後、東京の造船所にて重機の載せ替えや船室・機械設備の設置を終え、8月下旬~9月初旬頃には進水の運びになります。
2024.05.01
昨年度、神奈川県横浜川崎治水事務所様より受注した帷子川分水路に関わる「令和4年度河川修繕工事・・・堆砂状況調査業務委託・・・」が優良工事の点数をいただきました。弊社として初めての水路測量業務でしたが、業界でも数少ない海洋測量の資格を有する弊社の技術社員による緻密な成果等が高く評価され、新たな実績となりました。
2024.05.01
 かねてから新造中だった小型土運船TM-61が完成し、先月末、横浜港の弊社の係留施設まで曳航しました。追ってTM-62の製作にかかり7月頃には完成の見込みです。これで弊社所有の小型土運船は、TM-50,70,61,62の4隻となり、狭隘都市河川での活躍が大いに期待できます。
2024.03.01
*小型密封式土運船2隻の製作に着手しました。完成は3~4  月の予定です。 *瀬戸内方面の造船所にて、中型バックホウ浚渫船の台船部分の製作に着手しました。関連する主要機械の取り付けは東京の造船所にて行います。完成は7~8月の予定です。
2023.11.03
バックホウ浚渫船1.5㎥級の台船の製作にとりかかりました。船室の環境を充実させるなど、弊社にとりましては大規模な設備投資となります。明石の造船所で製作され、来年4月~5月頃の進水を予定しております。他に小型密封式土運船の新造を発注済みで造船所の空きを待って着工の予定です。
2023.11.03
藤沢市の境川浚渫工事に着手しました。2年前、想定外のゲリラ豪雨に遭遇し、船団すべてが橋の下流手前まで流されて小型引船など3隻を沈めるという大災害をもたらしました。NHKのニュースになったほどです。たいへんリスキーな仕事ですが、以後、万全の対策を講じて昨年度は無事に完了しました。本年度も気を許さず、緊張感をもった施工を心がける所存です。 、
2023.11.03
帷子川分水路の測量委託業務が完了しました。同分水路は神奈川県より、緊急災害時における弊社の担当区域に指名されております。楠町公園から大型水中ポンプ数基などの資機材を河川内の台船上に降し、ゲートを締め切って一定の水位になるまで分水路内の排水を行ってトンネル内の深浅測量を実施しました。期間中、集中豪雨に見舞われて危険な瞬間もありましたが、ともあれ無事に終えることができました。
2023.08.01
帷子川分水路の堆積土砂測量業務委託工事を受注しました。発注者は神奈川県横浜川崎治水事務所様です。測量のみならず、水上・陸上とも種々の工種が伴い、なかなか手ごたえがありそうですが、土木一式工事の実績にもなりますので安全第一に頑張ります。
2023.07.17
石崎川のしゅんせつ工事が完了しました。予想通り、市街地河川の浚渫工事としては類を見ないほど悪条件下での施工でしたが無事故無災害で終えることができたのは何よりでした。
2023.05.08
石崎川浚渫工事に着手しました。石崎川は本社事務所に近接して流れ、浅く狭く低い橋の多い典型的な市街地河川です。本河川は弊社が神奈川県横浜川崎治水事務所様より緊急工事指定業社の責任管轄河川として指名を賜っている帷子川水系に属しております。(「石崎川浚渫工事」写真参照)
2023.05.01
神奈川県企業庁発注の「相模貯水池堆積土砂しゅんせつ工事」を、昨年度の大林組様に引き続いて本年度は熊谷様のもとで施工させていただくことになりました。
2023.05.01
 狭隘な市街地河川用の新造作業船、第一友星丸と第二友星丸が完成し、すでに帷子川水系の河川で稼働中です。今後も都内・県内の特殊な市街地河川浚渫においては大きな戦力として活躍が期待されます。
2023.03.09
鋼製の超小型引船「第一友星丸」が完成し、逗子の田越川にてデビューしました。さらに今月下旬には兄弟船として「第二友星丸」も完成します。従来の引船では乗り入れできなかった狭隘で浅く、かつ橋桁の低い市街地河川での活躍が期待されます。また、災害等有事の緊急出動の際も地域に貢献できるものと思います。
2022.10.05
逗子市街地から相模湾に注ぐ田越川のしゅんせつ工事を落札しました。神奈川県横須賀土木事務所様の発注案件です。当社の元請受注としては初めての1億円越えとなります。これまでの田越川しゅんせつとは比較にならないほどの難工事になりますが、弊社独自の有利性とノウハウを生かして安全施工を心がけたいと思います。
2022.08.31
バックホウ浚渫船(1.45㎥)がリニュウアルされました。船体はもとより、ウィンチ、スパッド周りの不具合を全面的に修理・新調しました。これにより、この2年で弊社が所有する大・中・小のバックホウ浚渫船のリニュウアルがすべて完了したことになります。今年度は他に新たな作業船の新造を計画しております。
2022.05.25
「相模貯水池堆積土砂しゅんせつ工事」が例年通り6月初旬より準備工に着手します。神奈川県企業庁の発注で、今年度は大林組様のもとで施工いたします。
2022.05.25
侍従川しゅんせつ工事(神奈川県発注の元請工事)が予定通りの工程で進捗し、無事に完了しました。
2022.03.23
大岡川水系の河川巡視工事を受注しました。河川巡視委託業務としては弊社にとりまして初めてのことになりますので、新たな実績を積み上げることになります。帷子川水系分水路の緊急時対応も弊社の管轄範囲に含まれており、横浜の市街地河川の有事に備えて責任を果たすべく、社員の心構えをいっそう啓蒙してゆく所存です。本工事の発注者は神奈川県横浜川崎治水事務所様です。
2022.03.23
昨年度に続いて侍従川のしゅんせつ工事を受注しました。八景島に近く、安藤広重の浮世絵にも描かれている風光明媚な平潟湾に注ぐ都市河川です。昨年度は同工事で栄えある県知事賞を受賞しました。今年度は諸事困難な要素が多く苦戦も予想されますが、ほとんど自社船での施工になりますので社員一同総力を結集して無事故無災害を目標に頑張ります。 本工事の発注者は神奈川県横浜川崎治水事務所様です。
2022.02.01
 ただいま造船所に上架中のバックホウ浚渫船(0.45㎥)が、今月中旬に大修理を終えてリニューアルされます。市街地の河川浚渫工事で、その美しい船体を披露できる日が待ち遠しい限りです。
2021.11.20
今年3月に完成した侍従川しゅんせつ工事におきまして、神奈川県知事賞を賜りました。県知事賞をいただくのは一昨年に続いて2度目です。令和元年度に初めて入札に参加し、これまで4件の元請工事を受注しましたが、このうち2件の工事で県知事賞を賜ったことになります。発展途上さなかの会社ではありますが、これからも社員一丸となってこの栄えある名誉に恥じることのない仕事を心掛け、地域社会に貢献できる企業をめざして努力を重ねてゆく所存です。
2021.11.20
かねてより上架中だった引船「裕虹丸」の修理が完了し、見違えるようにリニューアルいたしました。引き続きバックホウ浚渫船(0.45㎥)の船体大修理にかかります。来年は作業船の修理に明け暮れる1年となりそうです。
2021.08.12
3年前に下北半島の尻屋岬から中古で購入し、年末の雪が舞うしけた海を4日間かけて横浜まで回航した引船「裕虹丸」がまもなく上架され、リニュウアルされることになりました。最北端の荒海で鍛えられた、たいへん頑丈な船です。今後の活躍が大いに期待されます。
2021.08.12
神奈川県横浜川崎治水事務所様から受注した帷子川分水路の浚渫工事に伴う完成検査が終了しました。カルバート内の潜水士によるポンプ浚渫では真暗闇の中の厳しい苦闘がありましたが、ともあれ無事に終えることができ、講評でもたいへん高い評価をいただきました。
2021.07.19
1級土木施工管理技士2名が入社し、計5人になりました。今年度の元請工事のさらなる受注が期待できます。
2021.06.23
朝比奈峠を源流とし、平潟湾に注ぐ侍従川の浚渫工事について、発注者である神奈川県横浜川崎治水事務所様より「工事成績評定通知書」が届きました。83点という高い評価をいただきました。必ずしも満足のいく仕事とは言えませんでしたが、品質管理の伴わない浚渫工事では破格の評点となります。これも社員、協力会社様の頑張りと漁組金沢支所様のご協力の成果であります。これに恥じないよう、今後も精進を重ねてゆく所存です。
2021.06.07
昨年度に続いて弊社の大型工事、相模貯水池堆積土砂しゅんせつ工事がいよいよ始まります。6月は準備工、浚渫工事が本格的に始まるのは7月初旬になります。例年通り、来年3月の完成を目指します。
2021.06.07
神奈川県より元請で受注した帷子川分水路の浚渫工事は、ダイバーによるポンプ浚渫が終わり、来週からはいよいよ土砂搬出が始まって本格的な施工に入ります。7月中旬には完成の予定です。
2021.06.07
境川の浚渫工事が終わり、今週、江の島の片瀬漁港から横浜港へ回航の予定です。干潮時には船底が浅瀬に接触するなどたいへん苦労しましたが、当社が独自に新造した密封式土運船、50㎥積&70㎥積が大活躍しました。
2021.05.12
中古の小型引船(55PS)を購入しました。県内の狭隘な市街地河川では大いに貢献してくれるものと思います。
2021.05.12
新造の密封式土運船TM-70(70㎥)が進水し、同じく先月に新台を載せ替えたバックホウ浚渫船(1.45㎥)とともに早速、境川のしゅんせつ工事で活躍しております。
2021.04.13
バックホウ浚渫船(1.45㎥)の新型重機の載せ替えが完了しました。連休明けに湘南地区河川浚渫工事の施工が決まっております。
2021.04.13
侍従川しゅんせつ工事(神奈川県 元請受注)が完了し、3/29に完成検査が終わりました。 大磯港しゅんせつ工事(神奈川県 宇内建設)及び相模貯水池堆積土砂しゅんせ工事(神奈川県 三井住友建設)が完了し、3/31に完成検査が終わりました。お陰様でいずれの工事も検査官から高い評価を得ることができました。
2021.02.08
神奈川県横浜治水事務所様発注の帷子川分水路浚渫工事を受注しました。3年連続の施工となります。
2021.02.08
宇内建設様より受注した大磯港の浚渫工事は、元請さんのご指導と社員の頑張りで予定通りに終わることができました。
2020.12.03
神奈川県横浜川崎治水事務所様発注の浚渫工事(侍従川)を受注しました。現場状況、工期等々たいへん厳しい仕事ですが社員一同、総力挙げて頑張ります。
2020.12.03
災害時緊急出動車及び資機材を購入し、有事の際に神奈川県の「緊急指定業者」として最低限の対応ができるよう準備を整えました。引き続き、さらなる充実を図る所存です。

石崎川浚渫工事       浚渫状況(石崎川)
石崎川浚渫工事       中間積み替え場(帷子川)
石崎川浚渫工事       積み替え場(みなとみらい)

港湾・河川等のしゅんせつ

今月の戯言(たわごと)                                          NO.55
                                                                                                     更新日 令和671

 まもなく新紙幣が発行されます。新1万円札の肖像画に描かれる渋沢栄一生誕の地、深谷市では連日お祭り騒ぎで、その光景がTVで放映されております。そもそも深谷市が埼玉県のどの辺りにあるのか知りませんが、あのフカヤネギで知られる所と同じでしょうか。
  しかしながら5千円札、千円札に新しく登場する津田梅子や北里柴三郎の生誕地、東京新宿や熊本県阿蘇郡では深谷市ほどのバカ騒ぎが聞こえてきません。5千円・千円の肖像画では格落ちの烙印を押されたようで面白くないのでしょう。津田梅子は日本の女子教育に多大な貢献をし、ご承知のように津田塾大学の創始者で、同校は女性が高等教育を受け難い時代に近代日本の変革を担った多くの女性を育成しております。他方、北里柴三郎は多くを語るまでもありませんが、近代日本の細菌学・予防医学の礎を築き、黄熱病研究で署名な野口英世や赤痢菌を発見した志賀潔など、そうそうたる弟子を輩出しております。いずれも万札に相応しい偉人です。いっそのこと、新紙幣の肖像画をぜんぶ渋沢栄一にしちゃえば、つまらぬ差別感や邪念が払拭されると思います。
  渋沢氏が明治維新後に日本資本主義の父として多方面で近代産業の礎を築いたことは知っておりますが、率直な偏見・私見を申せば、好色漢かつあか抜けない田舎のおっちゃんというイメージが強く、新紙幣最高額の肖像画としてはいかにも品位に欠ける感が否めません。それなら今の福沢諭吉の方がましではないかと。その点、旧1万円札の聖徳太子は神秘的で重みがありました。
 話は少々横道に逸れますが、近年の研究で、7世紀ごろの飛鳥時代に憲法十七条や冠位十二階の制定など天才的な大仕事を成し遂げ、ヤマト政権の中枢を担った聖徳太子の存在に疑義が呈されているようです。モデルの人物(厩戸王)は確認されておりますが、“聖徳太子”の尊称は『日本書紀』の闇の中で時の政権に捏造されており、伝えられているような史実の功績はなかった、という説が信憑性を増しているそうです。根拠になっているのは、聖徳太子が編纂し、法隆寺にも所縁のある日本最古の肉筆文書『三経義疏』は後年に書かれた中国の敦煌文書に酷似した偽書だったという説です。
 後に日本の古代史上最大のクーデター事件といわれる大化の改新の中心人物だった藤原鎌足、その息子・右大臣藤原不比等らは、稀有な名門・聖徳太子一族を滅ぼして専横を思いのままにした蘇我入鹿を大悪人に仕立てました。蘇我入鹿を父鎌足が騙し討ちしたことを正当化するため、『日本書紀』の中で太子を神格化する必要があったとされております。つまり『日本書紀』は藤原不比等らに都合よく作られた古代史ということになります。これは鎌倉時代、権勢を誇った北条得宗家によって意のままに曲筆された幕府の歴史書『吾妻鏡』の編纂に似ております。陰謀渦巻く古代のことですから、諸説ありまして真実は闇の中、謎に満ちた面白い話は尽きませんが、時間もありませんので難しい話はこのへんで終わりにしましょう。
 1万円紙幣が初めて発行されたのは195812月。当時の1万円は現在の1万円とは比較にならないほど値打ちがありました。私などは聖徳太子の肖像画を拝むように手にしたものです。それ以前に発行された百円札(お年玉で貰った覚えあり)、千円札、5千円札もすべて聖徳太子。それなのに、前述した事情があって、という訳でもないでしょうが、太子がお札から消えました。旧紙幣に郷愁をよせる年代から観れば、最高紙幣の肖像画は通俗的な人物より謎に包まれた、いにしえ人に有難味を感じますね。例えば、 京の都から大宰府へ左遷される折に“東風(こち)吹かば 匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れぞ”と詠んだ学問の神様、菅原道真公、いま流行りの紫式部などもいいじゃないですか。どうしても近代に拘るのであれば、相応しい人物がおります。お金に造詣の深かった田中角栄さんなんかはどうでしょうか。サプライズで面白そうですな。
 まあ、いつもこんな毒舌ばかり吐いている私のもとには、万札の束など集まる道理がありません。ましてや、さんざん貶した渋沢さんの新札なんぞ、きっと私には寄りつかないでしょうね。
 さて仕事の方はと云えば、先月初旬に着手した木更津のしゅんせつ工事が完了しました。毎年請負わせていただく仕事で今回は例年より規模が大きかったことから工期を懸念しておりましたが、元請さんはじめ上位会社のご指導のもと、社員の頑張りもありまして思いのほか順調に進捗し安堵したところです。そしてまもなく、来年3月工期の長丁場、相模貯水池のしゅんせつ工事が始まります。例年に違わず、掘削土砂の枯渇が慢性化しており、厳しい条件下での施工になりますがいつものこと、何とかなるでしょう。
 設備投資面では、新造中の浚渫船が明石の造船所にてほぼ出来上がり、まもなく淡路島の造船所へ移動し船体の仕上げにかかる運びとなりました。その後、東京の造船所まで曳航し、重機の載せ替え作業や機械設備の新設を行います。また、今回は船室の環境整備の充実にもコストを投じ。休息時の社員が寛げる空間になりますよう配慮しております。他には、先月に完成した小型土運船TM-61(60㎥積)に続いて製作中だった小型土運船TM-62(60)が完成しました。これにより密封式小型土運船は50㎥、70㎥、60㎥2隻の計4隻になります。昨年に新造した2隻の超小型引船とともに狭隘な県内・都内の市街地河川工事において、当社ならではの強力な武器になるでしょう。
 しかしながら必ずしも明るい材料ばかりではなく、船体が老朽化した浚渫船や作業船がまだまだありまして、向こう5~6年はこれらへの設備投資に多大なコストを要するものと思われます。道具がなくては戦えませんので、まずは一歩一歩課題をクリアしてゆく所存でございます。それではまた、次月にお逢いいたしましょう。
                       代表取締役 石原 憲一                                                                                                                                  

帷子川分水路浚渫状況
リニューアル 第三友進丸
密封式土運船(70㎥)TM-70(境川)
密封式土運船 TM-70えい航

***** 安全・堅実な作業 *****
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